リリースノート¶
- CHANGE
後方互換性のない変更
- UPDATE
後方互換性がある変更
- ADD
後方互換性がある追加
- FIX
バグ修正
2025.2.0¶
- 日時:
2025-09-17
- 対応 Sora:
2025.1.0 以降
- 対応 Android:
5.0 以降
- 対応 libwebrtc:
m138.7204.0.5
ハイライト¶
SoraMediaChannel.Listener
に、Sora から切断された際のステータスコードと理由を取得できるonClose(SoraMediaChannel, SoraCloseEvent)
を追加しましたこれにより、Sora から切断された際の理由を詳細に取得できるようになりました
詳細は Sora からの切断理由を取得できる onClose の追加 を参照してください
破壊的変更¶
シグナリング type: connect メッセージの
multistream
を自動で true に設定する仕様を廃止しましたWebSocket が Sora から切断された際に受信したステータスコードが 1000 以外の場合でも onError を呼び出さないように変更しました
SoraMediaOption.videoCodec
が未設定の場合のデフォルト動作を変更しました詳細は SoraMediaOption.videoCodec 未設定時の動作変更 を参照してください
SoraMediaOption.audioCodec
が未設定の場合のデフォルト動作を変更しました詳細は SoraMediaOption.audioCodec 未設定時の動作変更 を参照してください
SoraMediaChannel.Listener の
onError(SoraMediaChannel, SoraErrorReason)
を廃止しました詳細は onError(SoraMediaChannel, SoraErrorReason) を廃止 を参照してください
解像度維持方法の fixedResolution を廃止し、 DegradationPreference を追加しました
詳細は 解像度維持方法の fixedResolution を廃止、 DegradationPreference を追加 を参照してください
非推奨情報¶
SoraMediaChannel.Listener
のonClose(SoraMediaChannel)
を非推奨にしました今後は
onClose(SoraMediaChannel, SoraCloseEvent)
を利用してください移行方法は Sora からの切断理由を取得できる onClose の追加 を参照してください
変更履歴¶
[CHANGE]
CameraCapturerFactory
初期化時の引数fixedResolution
を廃止しましたこれまでは
CameraCapturerFactory.create
の引数fixedResolution
に true を指定することにより送信する映像の解像度維持をすることができていましたが、この仕様を廃止しました。代替の機能として、
SoraMediaOption.degradationPreference
を追加しました
[CHANGE] connect メッセージの
multistream
を自動で true に設定する仕様を廃止しましたSoraMediaOption.enableSpotlight
を設定すると、内部で multistream を true に設定していましたが、この仕様を廃止しました以下の設定の組み合わに応じて自動で multistream を true に設定していましたが、この仕様を廃止しました
enableAudioDownstream
enableVideoDownstream
enableAudioUpstream
enableVideoUpstream
[CHANGE]
SignalingChannelImpl
のWebSocketListener.onClosed
の処理において、WebSocket のステータスコードが 1000 以外の場合でもonError
を呼び出さないように変更しましたこれまでの実装では、onError のコールバック呼び出しが定義されていましたが、実際には
onClosing
が実行された時点でSignalingChannelImpl
の listener の参照が削除されるため、onError
が確実に呼び出される保証はありませんでした今回の変更により、
onClose
においてステータスコードと切断理由を取得できるようになりエラーハンドリングが可能となったため、onError
の呼び出しは不要となりましたこれにより、
onError
はネットワーク切断などによる異常終了のみを通知する仕様となりますもし、ステータスコード 1000 以外の Sora からの切断を
onError
によって検知する実装を行っていた場合、今後はonClose
のステータスコードを参照し、適切な処理を行う必要があります
[CHANGE]
SoraMediaOption.videoCodec
が未設定の場合の動作変更これまでは、
SoraMediaOption.videoCodec
が未設定の場合、connect メッセージのvideo.codec_type
にデフォルトでVP9
が設定され、送信されていました今回の変更により、未設定の場合は
video.codec_type
を送信しなくなりました未設定の場合、Sora 側でデフォルトのビデオコーデックとして
VP9
が設定されますSoraMediaOption.videoCodec
が未設定であり、かつSoraMediaOption.videoVp9Params
を設定している場合は破壊的変更の影響を受けるため、明示的にSoraMediaOption.videoCodec
にSoraVideoOption.Codec.VP9
を設定する必要があります
[CHANGE]
SoraMediaOption.audioCodec
が未設定の場合の動作変更これまでは
SoraMediaOption.audioCodec
が未設定の場合、connect メッセージのaudio.codec_type
にデフォルトでOPUS
が設定され、送信されていました今回の変更により、未設定の場合は
audio.codec_type
を送信しなくなりました未設定の場合、Sora 側でデフォルトのオーディオコーデックとして
OPUS
が設定されますSoraMediaOption.audioCodec
が未設定であり、かつSoraMediaOption.audioOption.opusParams
を設定している場合は破壊的変更の影響を受けるため、明示的にSoraMediaOption.audioCodec
にSoraAudioOption.Codec.OPUS
を設定する必要があります
[CHANGE]
SoraMediaChannel.Listener
のonError(SoraMediaChannel, SoraErrorReason)
を廃止しましたonError(SoraMediaChannel, SoraErrorReason)
を呼び出していた箇所はonError(SoraMediaChannel, SoraErrorReason, String)
に置き換えられますString にはエラーの詳細情報が渡されます
詳細がない場合は空文字列が渡されます
[UPDATE] libwebrtc を 138.7204.0.5 にアップデートしました
[UPDATE] Sora 2025.1.0 でのレガシーストリーム廃止に伴い不要となる設定を非推奨に変更しました
Sora 2025.1.0 以降は connect メッセージの
multistream
項目が廃止されましたこれに合わせ、SDK でも
multistream
を自動でtrue
に設定する挙動を廃止しました(関連: シグナリング の "type": "connect" メッセージの multistream を自動で true に設定する仕様を廃止)非推奨にした設定
SoraMediaOption.enableMultistream
: これまでmultistream: true
を明示するための設定でしたが、Sora 2025.1.0 以降は非推奨ですSoraMediaOption.enableLegacyStream
: これまで ``multistream: false``(レガシーストリーム)を明示するための互換設定でしたが、レガシーストリーム自体が廃止されたため非推奨です
[UPDATE]
SoraMediaChannel.Listener
に、Sora から切断された際のステータスコードと理由を取得できるonClose(SoraMediaChannel, SoraCloseEvent)
を追加しましたSora から切断された際に通知されるイベントである
SoraCloseEvent
を追加しましたWebSocket シグナリング切断時に通知されるイベントである
SignalingChannelCloseEvent
を追加しました以下の場合に、Sora から切断された際に
SoraCloseEvent
が通知されます:SoraMediaChannel.disconnect() を呼び出した場合
WebSocket 経由のシグナリングを利用している場合
DataChannel 経由のシグナリングを利用する場合、かつ
ignore_disconnect_websocket
が true であり、かつ Sora の設定でdata_channel_signaling_close_message
が有効な場合
[UPDATE]
SoraMediaChannel.Listener
のonClose(SoraMediaChannel)
を非推奨にしました今後は
onClose(SoraMediaChannel, SoraCloseEvent)
を利用してください
[UPDATE] compileSdk と targetSdkVersion を 36 にアップデートしました
[UPDATE] Android Gradle Plugin (AGP) を 8.10.1 にアップデートしました
[UPDATE] Gradle を 8.11.1 にアップデートしました
[UPDATE] 依存ライブラリーのバージョンをアップデートしました
org.jetbrains.dokka:dokka-gradle-plugin を 1.9.20 にアップデートしました
com.google.code.gson:gson を 2.13.1 にアップデートしました
org.ajoberstar.grgit:grgit-gradle を 5.3.2 にアップデートしました
org.jetbrains.kotlinx:kotlinx-coroutines-android を 1.9.0 にアップデートしました
org.robolectric:robolectric を 4.15.1 にアップデートしました
[ADD]
SoraMediaOption
にdegradationPreference
を追加しましたクライアント側の状況により設定した解像度やフレームレートを維持できなくなった場合にどのように質を下げるか制御できるオプションです
オプション追加前よりデフォルトの挙動で動作していたため互換性に影響はありません
[ADD] サイマルキャストの映像におけるエンコーディングパラメーター
scaleResolutionDownTo
を追加しましたscaleResolutionDownTo の詳細については Sora のドキュメントの サイマルキャスト機能 を参照してください
[ADD] Sora から DataChannel シグナリングを切断する際に
"type": "close"
メッセージを受信する機能を追加するDataChannel シグナリングが有効、かつ
ignore_disconnect_websocket
が true、かつ Sora の設定でdata_channel_signaling_close_message
が有効な場合に受信可能です受信したメッセージは
SoraCloseEvent
としてonClose(SoraMediaChannel, SoraCloseEvent?)
に通知されます
[ADD]
SoraMediaOption
にsoftwareVideoEncoderOnly
を追加しました映像配信時に端末のハードウェアエンコーダーを使わず、ソフトウェアエンコーダーのみで送信するためのオプションです
デフォルトは false であるため互換性に影響はありません
true の場合、サイマルキャスト有効時を含めソフトウェアエンコーダーのみでエンコードするようになります
映像の配信が有効な場合に適用されるため、視聴のみの場合は影響ありません
videoEncoderFactory
を設定している場合は本オプションは無視されますソフトウェアエンコードは CPU 使用率・発熱・電力消費が増える可能性がありますので注意してください
[FIX]
SoraMediaChannel.internalDisconnect
におけるSoraMediaChannel.Listener.onClose
の呼び出しタイミングを、切断処理の完了後に修正しました従来は切断処理の完了前に
onClose
が呼び出されていましたが、onClose
は切断後に通知されるのが望ましいため、切断完了後に呼び出されるよう修正しました
2025.1.1¶
- 日時:
2025-08-07
- 対応 Sora:
2024.2.0 以降
- 対応 Android:
5.0 以降
- 対応 libwebrtc:
m132.6834.5.0
[FIX] Sora の設定が、DataChannel 経由のシグナリングの設定、かつ、WebSocket の切断を Sora への接続が切断したと判断しない設定の場合に、SDP 再交換に失敗することがある問題を修正しました
WebSocket 経由から DataChannel 経由へのシグナリング切替時に
type: switched
とtype: re-offer
をほぼ同時に受信した際、type: re-answer
を WebSocket 経由で送信する前に WebSocket を切断してしまいtype: re-answer
の送信に失敗することがあるためですDataChannel 経由へのシグナリング切替後でも、まだ WebSocket 経由で送信中のメッセージが存在する可能性を考慮し、余裕を持って切断するために 10 秒の待機時間を設けるようにしました
2025.1.0¶
- 日時:
2025-01-27
- 対応 Sora:
2024.2.0 以降
- 対応 Android:
5.0 以降
- 対応 libwebrtc:
m132.6834.5.0
[UPDATE] libwebrtc を 132.6834.5.0 にアップデートしました
[UPDATE] SoraForwardingFilterOption 型の引数を Sora での 2025 年 12 月の廃止に向けて非推奨にしました
[UPDATE] OfferMessage に以下の項目を追加しました
version
simulcastMulticodec
spotlight
channelId
sessionId
audio
audioCodecType
audioBitRate
video
videoCodecType
videoBitRate
[UPDATE] NotificationMessage に以下の項目を追加しました
timestamp
spotlightNumber
failedConnectionId
currentState
previousState
[ADD] 転送フィルター機能の設定を表すクラス
SoraForwardingFilterOption
にname
とpriority
を追加しました[ADD] 転送フィルターをリスト形式で指定するためのプロパティを追加しました
[FIX] SoraMediaChannel の
signalingMetadata
とsignalingNotifyMetadata
の Map オブジェクトに value が null のフィールドを設定した場合、そのフィールドが connect メッセージに含まれない問題を修正しましたsignalingMetadata
とsignalingNotifyMetadata
に設定する情報はユーザが任意に設定する項目であり value 値が null の情報も送信できるようにする必要がありましたが Gson は JSON シリアライズ時にデフォルトで null フィールドを無視するため、null を持つフィールドは省略されていました今後は value 値が null の情報も送信されます。値を送信したくない場合は Map オブジェクトに含めないようにしてください
2024.3.0, 2024.3.1¶
- 日時:
2024-08-30
- 対応 Sora:
2024.1.0 以降
- 対応 Android:
5.0 以降
- 対応 libwebrtc:
m127.6533.1.1
[UPDATE] libwebrtc を m127.6533.1.1 にアップデートしました
[UPDATE] Android Gradle Plugin (AGP) を 8.5.0 にアップデートしました
[UPDATE] Gradle を 8.7 にアップデートしました
[UPDATE] Kotlin のバージョンを 1.9.25 にアップデートしました
[UPDATE] 依存ライブラリーのバージョンをアップデートしました
com.google.code.gson:gson を 2.11.0 にアップデートしました
com.squareup.okhttp3:okhttp を 4.12.0 にアップデートしました
org.jetbrains.kotlinx:kotlinx-coroutines-android を 1.8.1 にアップデートしました
androidx.test:core を 1.6.1 にアップデートしました
org.robolectric:robolectric を 4.13 にアップデートしました
[FIX] Offer メッセージの encodings 内 maxFramerate の値が整数でない値であった場合にエラーとなる問題を修正
Offer メッセージでは W3C の定義に合わせて maxFramerate を Double で定義していますが、 libwebrtc では Integer で定義されているため、 Offer メッセージに設定された maxFramerate を int にキャストして設定するように修正しました
[FIX] Offer メッセージでサイマルキャスト有効を指定した場合にサイマルキャストが有効にならない問題を修正しました
2024.2.0¶
- 日時:
2024-04-23
- 対応 Sora:
2023.2.0 以降
- 対応 Android:
5.0 以降
- 対応 libwebrtc:
m122.6261.1.0
[UPDATE] libwebrtc を m122.6261.1.0 にアップデートしました
libwebrtc の AV1 デコード機能の脆弱性対応が含まれています
2024.1.0, 2024.1.1¶
- 日時:
2024-03-19
- 対応 Sora:
2023.2.0 以降
- 対応 Android:
5.0 以降
- 対応 libwebrtc:
m121.6167.4.0
[CHANGE]
NotificationMessage
のmetadata_list
を削除しました2022.1.0 の Sora で metadata_list が廃止されたためあわせて廃止します
metadata_list
はdata
に名称が変更されています
[CHANGE]
NotificationMessage
のchannel_id
を削除しました未使用項目であり、値が設定されない項目のため削除しました
[UPDATE] 転送フィルターの項目追加に対応しました
version
が指定できるようになりましたmetadata
が指定できるようになりました
[UPDATE] 解像度に
qHD
(960x540, 540x960) を追加しました[UPDATE] システム条件を更新しました
Android Studio 2023.2.1 以降
WebRTC SFU Sora 2023.2.0 以降
[UPDATE] libwebrtc を m121.6167.4.0 にアップデートしました
[ADD] 映像コーデックに
H265
を追加しました[FIX] connect メッセージに設定するバージョンの取得方法を変更しました
開発中のブランチでの出力値が意図せぬ結果になるため修正しました
リリースされた Sora Android SDK を利用している場合、この問題は発生しません
[FIX]
ForwardingFilter
のaction
を未指定にできるようにしました[FIX]
NotificationMessage
に項目を追加しましたsession_id
kind
destination_connection_id
source_connection_id
recv_connection_id
send_connection_id
stream_id
2023.2.0¶
- 日時:
2023-08-29
- 対応 Sora:
2023.1.0 以降
- 対応 Android:
5.0 以降
- 対応 libwebrtc:
m115.5790.8.0
[UPDATE] システム条件を更新しました
Android Studio 2022.2.1 以降
WebRTC SFU Sora 2023.1.0 以降
[UPDATE] libwebrtc を 115.5790.8.0 にアップデートしました
[ADD] 転送フィルター機能を追加しました
詳細は 転送フィルター機能 をご確認ください
[ADD] scalability mode に対応しました
VP9 / AV1 のサイマルキャストに対応可能になりました
[ADD] 映像コーデックパラメータを追加しました
SoraMediaOption
にvideoVp9Params
,videoAv1Params
,videoH264Params
を追加しました詳細は 映像コーデックパラメーターの設定 をご確認ください
2023.1.0¶
- 日時:
2023-04-05
- 対応 Sora:
2022.2.0 以降
- 対応 Android:
5.0 以降
- 対応 libwebrtc:
m112.5615.1.0
[CHANGE] type: offer の mid を必須とする修正をしました
この修正の結果、 type: offer に mid が含まれない場合は、エラーになります
最新の Sora をご利用であれば問題は発生しません
[UPDATE] システム条件を更新しました
Android Studio 2021.3.1 以降
WebRTC SFU Sora 2022.2.2 以降
[UPDATE] Gradle を 7.6.1 にアップデートしました
[UPDATE] 依存ライブラリーのバージョンをアップデートしました
org.jetbrains.dokka:dokka-gradle-plugin を 1.8.10 にアップデートしました
com.android.tools.build:gradle を 7.4.2 にアップデートしました
com.github.ben-manes:gradle-versions-plugin を 0.46.0 にアップデートしました
org.jlleitschuh.gradle:ktlint-gradle を 11.3.1 にアップデートしました
com.google.code.gson:gson を 2.10.1 にアップデートしました
androidx.test:core を 1.5.0 にアップデートしました
org.robolectric:robolectric: を 4.9.2 にアップデートしました
[UPDATE] libwebrtc を 112.5615.1.0 にアップデートしました
[UPDATE] 映像コーデックに
AV1
を追加しました[ADD]
SoraMediaOption
にaudioStreamingLanguageCode
を追加しました[FIX] テストコード内に廃止された role が残っていたため修正しました
[FIX]
PeerConnection.ContinualGatheringPolicy.GATHER_CONTINUALLY
の設定を行なっていましたが Sora がネットワーク変更に対応しておらず不要な設定であるため削除しました
2022.4.0¶
- 日時:
2022-09-16
- 対応 Sora:
2022.1.1 以降
- 対応 Android:
5.0 以降
- 対応 libwebrtc:
m105.5195.0.0
[CHANGE] type: offer の mid を必須とする修正をしました
この修正の結果、 type: offer に mid が含まれない場合は、エラーになります
最新の Sora をご利用であれば問題は発生しません
[UPDATE] libwebrtc を 105.5195.0.0 にアップデートしました
[UPDATE] compileSdkVersion を 32 にアップデートしました
[UPDATE] targetSdkVersion を 32 にアップデートしました
[UPDATE] Kotlin のバージョンを 1.7.10 にアップデートしました
[UPDATE] Gradle を 7.5.1 にアップデートしました
[UPDATE] 依存ライブラリーのバージョンをアップデートしました
com.android.tools.build:gradle を 7.2.2 にアップデートしました
org.jetbrains.kotlin:kotlin-gradle-plugin を 1.7.10 にアップデートしました
org.ajoberstar.grgit:grgit-gradle を 5.0.0 にアップデートしました
org.jetbrains.dokka:dokka-gradle-plugin を 1.7.10 にアップデートしました
com.github.ben-manes:gradle-versions-plugin を 0.42.0 にアップデートしました
org.jlleitschuh.gradle:ktlint-gradle を 10.3.0 にアップデートしました
com.pinterest:ktlint を 0.45.2 にアップデートしました
com.google.code.gson:gson を 2.9.1 にアップデートしました
com.squareup.okhttp3:okhttp を 4.10.0 にアップデートしました
org.jetbrains.kotlinx:kotlinx-coroutines-android を 1.6.4 にアップデートしました
org.robolectric:robolectric を 4.8.1 にアップデートしました
[FIX] mid を nullable に変更しました
develop で開発中に発生した不具合であり、リリース済みの Android SDK でこの問題は発生しません
「type: offer の mid を必須にする」の対応で role が recvonly の時にエラーとなる不具合の修正です
[FIX] offer で受信した encodings が反映されない不具合を修正しました
develop で開発中に発生した不具合であり、リリース済みの Android SDK でこの問題は発生しません
[FIX] EGLContext が取れなかった場合、DefaultVideoDecoderFactory, SoraDefaultVideoEncoderFactory を使用するよう修正しました
EGLContext が取れなかった場合の Decoder を SoftwareVideoDecoderFactory から DefaultVideoDecoderFactory に変更しました
EGLContext が取れなかった場合の Encoder を SoftwareVideoEncoderFactory から SoraDefaultVideoEncoderFactory に変更しました
EGLContext は null でも Hardware を使用する MediaCodec は動作するため Hardware も動作可能な DefaultVideoDecoderFactory, SoraDefaultVideoEncoderFactory に変更する対応です
2022.3.0¶
- 日時:
2022-06-29
- 対応 Sora:
2022.1.0 以降
- 対応 Android:
5.0 以降
- 対応 libwebrtc:
m103.5060.4.0
[CHANGE]
SoraMediaOption
にhardwareVideoEncoderResolutionAdjustment
を追加しましたHW エンコーダーに入力されるフレームの解像度が指定されたピクセル数の倍数になるように調整します。デフォルト値は 16 です。このオプションを実装した経緯は解像度が 16 の倍数でない場合、 HW エンコーダーの初期化がエラーになる変更が libwebrtc のメインストリームに入ったことによります。
Sora Android SDK では libwebrtc にパッチを当て、上記の HW エンコーダー初期化時の解像度のチェックを無効化しています。そのため、このフラグを
SoraVideoOption.ResolutionAdjustment.NONE
に設定することで、従来通り、解像度を調整することなく HW エンコーダーを利用できます。加えて、解像度調整ありでエンコーダーの初期化またはエンコード処理に失敗した際に、解像度調整なしで操作をリトライする処理を追加しています。
Android OS 11 の Xperia 5 II で VGA のサイマルキャストを H.264 で送信しようとした際、解像度調整ありの場合は HW エンコーダーの初期化が失敗するが、解像度調整なしの場合は成功する現象を確認したためです。
[UPDATE]
SoraMediaOption.enableSpotlight()
の引数にenableSimulcast
を追加し、サイマルキャスト無効の状態でスポットライト機能を利用できるようにしました[UPDATE] libwebrtc を 103.5060.4.0 にアップデートしました
[UPDATE] 依存ライブラリー org.jetbrains.kotlinx:kotlinx-coroutines-android:1.3.9 を追加しました
[UPDATE] システム条件を Android Studio 2021.2.1 にアップデートしました
[ADD]
SoraMediaChannel
にproxy
を追加し、接続時に HTTP プロキシの設定を追加できるようにしました詳細は HTTP プロキシ・サーバーの設定 をご確認ください
[ADD]
SoraMediaChannel
にbundleId
を追加しました
2022.2.0¶
- 日時:
2022-04-04
- 対応 Sora:
2021.2.1 以降
- 対応 Android:
5.0 以降
- 対応 libwebrtc:
m96.4664.2.1
[CHANGE] Sora で廃止となった以下のフィールドを削除しました
NotificationMessage.numberOfUpstreamConnections
NotificationMessage.numberOfDownstreamConnections
ChannelAttendeesCount.numberOfUpstreams
ChannelAttendeesCount.numberOfDownstreams
[UPDATE]
SoraMediaChannel
にcontactSignalingEndpoint
を追加しました最初に type: connect を送信したエンドポイントが設定されます
[UPDATE]
SoraMediaOption
にrole
を追加しましたtype: connect の role を明示的に指定できるようになりました
DataChannel を利用したリアルタイムメッセージングのみで接続する ときに利用されることを想定しています
未指定の場合は、従来通り、 SDK が role を自動的に決定しますので影響はありません
[ADD] メッセージング機能に対応しました
詳細は メッセージング機能 をご確認ください
[FIX]
SoraMediaChannel.Listener
にonOfferMessage
を追加しましたtype: offer に含まれる metadata などにアクセスできるよう修正しました
2022.1.0¶
- 日時:
2022-01-12
- 対応 Sora:
2021.2.0 以降
- 対応 Android:
5.0 以降
- 対応 libwebrtc:
m96.4664.2.1
[CHANGE] スポットライトレガシー機能を廃止しました
[UPDATE] libwebrtc を 96.4664.2.1 アップデートしました
[UPDATE] dokka を 1.5.31 にアップデートしました
[ADD] 複数シグナリング URL が指定できるようになりました
[ADD] redirect メッセージに対応しました
[ADD] type: disconnect に reason を追加しました
Sora クライアント要求仕様 に紐づく修正です
[FIX] 視聴のみかつ H.264 した場合に接続できない問題についてのワークアラウンドを削除しました
SoraMediaOption.videoUpstreamContext が無く SoraMediaOption.videoDownstreamContext がある場合はコーデック指定に依らず、 DefaultVideoEncoderFactory を使用するように変更しています
[FIX] libwebrtc のアップデート後に発生するようになったサイマルキャストのクラッシュを修正しました
SimulcastVideoEncoderFactoryWrapper.kt の Fallback クラスが原因で java.lang.UnsupportedOperationException が発生していました
調査の結果、 Fallback クラスを削除できることがわかったため、その方向で修正をしました
libwebrtc に適用している Android のサイマルキャスト対応のパッチを更新し、 SimulcastVideoEncoderFactory の fallback に null を指定できるように修正しました